まちの電器屋さんの小さな販促実践委員会
カタログ・チラシを注文し忘れてしまったら、お客様への営業は難しい?
先日、雨の日のチェーンの会議の前置きで、自分は傘をよく置き忘れるので家人が忘れないようにと良い傘を買ってくれたが、その傘まで置き忘れてしまって怒らせてしまった、今日もそれが心配という話をしたら、随分と和らいだ空気で会議を進行することが出来ました。
ところで話は変わりますが、家電販売店は何処でもそうですが、今でもチラシやカタログ等を使って、お客様へ営業しています。
WEBカタログやサイトを使って行う場合もありますが、特に地域電器店さんの場合はお客様のご自宅に出向かせて頂いて、お仕事をするので今でもこうした紙媒体をお客様へのご説明に使うことが多いです。
私たちアトム電器でもそうですが、最近はこれにニュースレターを添えてセットでお届けする場合が多いです。私たちのような地域密着型の商売は、商品やサービスだけでなく、そこで働くスタッフの人柄や親しみやすさも含めてお届けすることによって成り立っているのだと。
地域電器店的・ニュースレターと売上のしあわせな関係について
先日のアトム電器社長会(FCオーナー会議)では「ニュースレターコンテスト」が行われました。各店めいめいにお客様に自店情報や思いなどを発信されているニュースレターを年に一度、みんなで投票して相互評価しましょう、という企画。私が…
そのように浸透しているチラシ・カタログとニュースレターのセットですが、例えばニュースレターは作成したのに、肝心のチラシ・カタログを注文し忘れてしまった場合はどうでしょう?
そもそも忘れないに越したことはないのですが、忘れてしまったものは仕方ありません。チラシなら自前で印刷して対応なども出来なくはないですが、カタログのように冊子になっているものを自作は費用も手間も割に合いません。
では、手元にあるニュースレターだけ配る?まさか。
お店である以上、それも気が引けますよね。ではどうしましょう?
自分はやはりニュースレターだけでもすぐ配るべき、と思います。
人は欠点に親しみを持つもの
ニュースレターだけ、と書きましたが、実際はもう1枚「今回、ニュースレターだけになってしまった理由」を伝えるお手紙があると良いでしょう。
例えば、店長さんの写真や似顔絵を付けて、
だからニュースレターだけお配りさせて頂きます。
カタログはありませんがお困りごとがありましたら、いつも通りお店にお電話下さいましたら、すぐ対応させて頂きます。
こう書くだけでも良いのです。
うっかり忘れてしまったことを伝える恥ずかしさもありますが、この記事の冒頭に書いた私の失敗談のように、人は相手のキチンとしていることより、ちょっと欠けていたり、抜けている欠点に親しみを覚えるものです。
この場合、カタログデータにリンクできるQRコードなどを付ける手もありますが、この際小細工ナシの方が却って印象に残りやすくなります。
もちろんチラシやカタログが要らないという訳ではありませんよ。
毎月、きちんと情報をお届けしてくれるお店が、ついうっかり見せてくれる隙だから良いのです。
スッキリお詫びして、次月からまたお客様に情報をお届けして行きましょう。
このブログを書いた人
メオマサユキ
(株)アトムチェーン本部 店舗運営部長。「アトムのメオマサさん」で長く公式アメブロ「町の電器屋さんの小さな販促実践委員会」を担当。㈱アトムチェーン本部入社後、経理、法務、 加盟店相談、店舗開発、物流部長を経て、2023年3月より現職。