まちの電器屋さんの小さな販促実践委員会
売れない時には何をすればいい?
実家の母親は今でも現役のお弁当屋をやっていますが、以前その並びにラーメン屋さんがありました。以前・・・というくらい時効なので書きますが、その店はとにかくお客様が少なかった。結局は続かなくて閉店してしまいました。
「ラーメンの味に絶対の自信があるから」と、サイドメニュー殆どナシで勝負していたそのラーメン屋さん。実家の弁当屋で賄い用で頼んでいたので食べたことがありますが、確かに美味しかったです。それなのに何故流行らなかったのでしょうか?
旨いラーメン屋が流行らなかった理由
ある夜、母親がその店の前を通ると誰も居ない店内で腕組みをした店主さんが一人、仁王立ちで立ち尽くしていたのが見えたそうです。思わず入って何してるの?と聞くと、何で売れないのか考えている、と言ったそうです。
いやいや、店主が仁王立ちしていたら、入りたいお客様も入れないよ!
この状況、笑えますでしょうか?商売をしていると共感を覚える方も少なくないのかも知れません。
母は見かねて「お客様がいない時ほど店の前で掃除したり、忙しくするものよ。考えるのは動いた方が出来るから。」と話してあげたそうです。
売れない時ほど自分から忙しくする
このラーメン屋さんで言えば店の外で出来たことは沢山あったでしょうし、「当店がサイドメニューを作らない理由」など店主の想いを伝えるチラシを店頭に1枚貼るだけでも何かが違ったかも知れません。
繁盛しているお店を覗いてみると売れない時ほど忙しく動き回っています。それは直接売上になることではないけれど、その姿も含めてお客様は見ておられるんですね。
その店舗、今はインド料理屋になっているんですが、スタッフ総出で店の窓を拭いたり、壁の塗装を自分たちで塗ったり忙しそうです(笑)
1、2月は電器屋さん的には閑散期。ちょっと心に留めておいて下さいね。
このブログを書いた人
メオマサユキ
(株)アトムチェーン本部 店舗運営部長。「アトムのメオマサさん」で長く公式アメブロ「町の電器屋さんの小さな販促実践委員会」を担当。㈱アトムチェーン本部入社後、経理、法務、 加盟店相談、店舗開発、物流部長を経て、2023年3月より現職。