まちの電器屋さんの小さな販促実践委員会
店舗の代表交代はお客様を巻き込んで大きなニュースにしてしまおう
斜陽と云われがちな町の電器屋さんですが、アトム電器ではご加盟の電器店さんのバトンタッチ、つまり事業承継が結構起こっています。2018年最後のチェーン社長会でもこのご報告が印象的でした。一時は親御さんの代での廃業も覚悟されていたところ、店舗が未来へと引き継がれて行くのはチェーン本部の冥利につきます。
今回このご報告をお聞きして、やはりこういった変化をお店だけのものにせず、ニュースとして発信して行くことが大切だと改めて感じました。
「変化」はニュース
一方で代変わりをオープンにしないまま内々で済ませ、移行されて行くお店もあります。本当に(例えば息子が)新社長として定着するだろうか、大っぴらに父から息子に変わったと伝えると客離れが起きるかも知れない、などなど思い巡らせるとそんなに大ごとにしなくても・・・これも一つの親心かも知れません。ただ親御さん自身が病気になったり身体が思うように動かなくなったり、遅かれ早かれその日はやって来ます。それなら登記上の手続きなどを行ったタイミングでお店のニュースとして伝え、お客様まで巻き込んでしまうことをオススメします。
何も難しいことはしなくて構いません。例えばアトム電器鳴尾店さんのようにラップの芯などをバトンに見立て、受け渡す感じで写真を撮って・・・
社長交代に限らず、自分や周囲に起こることを客観的に「ニュース」として切り取って伝えられると、お客様を味方に付けることが出来ます。「息子にお客様を任せて大丈夫かな?」と思っていたものが、オープンにすることによって、そのお客様自身が新米社長を支えてくれる存在にもなってくれるんです。それを放棄する手はないですよね。もちろん、宣言することで本人の覚悟が決まる、ということもあります。
身の回りの変化を捉え、ニュースとして届け、お客様・地域と共有すること。これから先、店舗そのものを地域に残して行こうとするのならば、大切な役割の1つですよ!
このブログを書いた人
メオマサユキ
(株)アトムチェーン本部 店舗運営部長。「アトムのメオマサさん」で長く公式アメブロ「町の電器屋さんの小さな販促実践委員会」を担当。㈱アトムチェーン本部入社後、経理、法務、 加盟店相談、店舗開発、物流部長を経て、2023年3月より現職。