「ニュースレターを作りたいけど社長が認めてくれません」

私たちがチェーンの社長会等で普段お付き合いさせて頂いているのはチェーン加盟店さん=経営者さんが殆どですが、少数派ですが部下的立場のスタッフさんも参加されます。

 

そうすると会議内容でいいな、と思ったことを帰って実践しようにも理解のない上司からストップが掛かってしまう。

 

「ニュースレターを作りたいけど社長が認めてくれません」
「そんなことやる暇があったら足で稼いで来い、と言われる」

 

 

その気持ち、私もサラリーマンですからよーく分かります(苦笑)。ですから私自身、前身の公式アメブロ時代にやって来たことを書いてみます。

 

最初は反対されるのが当たり前

個人的な体験で恐縮ですが、チェーンの公式ブログを始めようと思った時、認めてもらえる気がしませんでした。と言うのも業務として指示されたのは加盟店の相談者になりなさい、ということだったのですから。だからブログにどんな役割を持たせるか(ブログを見てもらうことで相談者として信用されたかった)、会社の目標のどの部分に貢献するか、などをまとめてプレゼンをやりました。いやー、自分で書いていても遠回りすぎる(苦笑)

 

「まぁ、やってみろ」という答えを貰っても、最初は記事は全て業務時間外に作っていたし会社的に内容がOKか上司にチェックをお願いしました。そんながんじがらめでないと始められなかった、というのと少し違います。この件に関しては社内で自分が先駆者という自覚があったから、周りの理解が付いて来るまで敢えて制限をかけ、上司が承認しやすい形を作ったのです。もちろん当時抱えていた経理や法務から電話番の仕事に穴が空かないようにしながらです。

 

ニュースレターであれブログであれ何か新しい業態であれ、自分が最初に価値に気付いてそれをやりたいのなら、周囲の無理解を解消することも想定し、自分の仕事に含めるべき。多かれ少なかれ、人と仕事をするとはそういうものではないでしょうか?

 

そこまでやっても認めてもらえなかったら?

それはそこまでの信頼関係を築けていなかったということですから仕方がありません。 今は時期じゃないということです。とりあえず目の前の仕事をがんばって再提案の機会を窺うか、業務時間外でコッソリやって認めさせるだけの実績を積むか、どちらかでしょうね。私だってそうやって温めている案件は他にもあります。

 

店や会社にとって新しいことって、すんなりやれることの方が少ないです。だから一度認めてもらえなかったくらいで失敗だと思わないこと。本当に情熱があるなら最終的に実現出来ると思いますよ。

このブログを書いた人

メオマサユキ

(株)アトムチェーン本部 店舗運営部長。「アトムのメオマサさん」で長く公式アメブロ「町の電器屋さんの小さな販促実践委員会」を担当。㈱アトムチェーン本部入社後、経理、法務、 加盟店相談、店舗開発、物流部長を経て、2023年3月より現職。