まちの電器屋さんの小さな販促実践委員会
どうしていますか?「お友達価格」
「友達やからタダでええで。」
ずっと以前、知り合いの飲食店でこう言って料金を受け取ってくれないことがありました。そうして貰った時は、
「いやぁ、悪いよ。ちゃんと払うよ。
・・・じゃあ、今回だけ。ゴチになるよ。ありがとう。。。」
若干の押し問答の末、奢ってもらうことになるのですが、その後何度か利用して、足が遠のいてしまいました。
好意は嬉しいのですが、友人だからこそ気持ちよく支払いをして応援したい、と考えていたからです。支払いのたびに押し問答になってしまうのが苦痛で、足が向かなくなってしまいました。
「お友達価格」ってどうしていますか?
(写真はイメージです)
上記のように、自分から「お友達価格」を持ち出すお店さんもあれば、相手から求められることもあるかと思います。そういう場合ってどうされていますか?
いつもリピートして下さる方なら、感謝の気持ちとして割引きもアリかと思います。でも、「お友達価格で負けてくれへん?」とそれありきでの要求だったり、ましてやお友達価格で安くしておくよ、と自分から切り出すのはナシです。
友人だからこそ気持ちよく支払って応援したい
友人なら相手の仕事に敬意を持って、そうやって応援し合えるのが健全な関係だと思うからです。逆に自分の仕事を提供する時は、そうやって応援してもらえた方が良いですよね。友人であれ、親戚であれ、親しい間柄を利用するだけの人は
「ウチではここまでしか出来なくて。力不足でごめん。」
とやんわりお断りしましょう。心ある人は店との付き合い方を考え直してくれるでしょうし、本当に利用するだけだった人は離れて行くでしょう。それで良いのです。
逆に自分からお客様価格を持ち出してしまっている場合は、本当にその人に対する感謝の気持ちでやっているのか、単に自信の無さの表れなのか、一度その心根を見つめ直してみることが必要なのかもしれません。
友達だからこそ、一線を引いたうえで応援し合う。大人の関係性でつながって行きたいですよね。
このブログを書いた人
メオマサユキ
(株)アトムチェーン本部 店舗運営部長。「アトムのメオマサさん」で長く公式アメブロ「町の電器屋さんの小さな販促実践委員会」を担当。㈱アトムチェーン本部入社後、経理、法務、 加盟店相談、店舗開発、物流部長を経て、2023年3月より現職。